男女雇用機会均等法

建設業は男性社会、物造りは男の仕事と、昭和生まれの私も昔は思っていましたが、今では多くの女性が建設業に従事するようになってきました。弊社でも設計やインテリアコーディネーターはもちろん工事部で活躍する女性もいます。その誰もが優秀で、センスが良くて早くて正確です。「女性が本気になれば男性は負けてしまうなー」と社内の男性諸君と話題にしているくらいです。

男女雇用機会均等法には大きく3つのポイントがあると分析しています。

1つ目は雇用管理全般においての男女平等です。 これは募集時、配置時、昇進時、移動時、リストラ時の平等と福利厚生の平等、そして、男女を問わず、能力による評価をするよう則されています。

2つ目は 社会の少子化対策と思える内容です。結婚、妊娠、出産を理由として女性に不利益にならないような社会を作るということです。茂山組では勿論そのことに注意を払い実施していますが、社会全体で取り組むべき重大な問題ともいえます。岡山県も保育園が少なく、働きたくても子供の面倒を見てもらうこと自体、くじを引くような状態では、絶対に子供の数は増えません。我々経営者は率先しそのような社員を応援し、守っていかなくてはならないと考えていますが、政治家も少子化対策には力を入れてほしいと思います。

3つめはセクシャルハラスメント対策です。社内での不適切な行動や言動について、監視するとともに、教育プログラムなどを用いて、建設業のイメージアップを図る必要があります。

 

男女には体力的、身体的な違いがどうしてもあります。平等ではあっても、女性をいたわる精神が必要だと思います。雇用機会均等法を勘違いしている人が、「女性も重いものを持て。」と、間違った知識で言ってしまうと、この法律の意図はめちゃくちゃになってしまいます。女性が活躍できるよう男性が率先し応援するぐらいでないと、男女雇用機会均等社会と、少子化対策は実現できないと私は考えます。

いうなれば欧米のレディファーストの文化を茂山組は取り入れたいと思います。