ウィンターイルミネーション2014

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茂山組の倉敷方面の展示場は撫川のRSKハウジングプラザ内にあります。通称バラ園です。

21:00(平日19:30)までに行くと12月25まで住宅メーカーと弊社と27のモデルルームでイルミネーションしてます。

昨日の18時ごろ行ったんですが、場内のいつもとは違う雰囲気に、感動しました。 きれいですよ!

場内約6万球のイルミネーションだそうです。

毎週土曜日は夜9時までのナイター営業を実施し、

ホットドリンクや、お菓子のプレゼントもあるそうです。

中四国最大規模の総合住宅展示場のイルミネーションを是非ご覧ください。

 

点灯時間:17:00~19:30(毎週土曜日は21:00まで)

場所:場内一帯

RSKハウジングプラザ

 

 

九州電力の接続保留についてのコメント

九州電力から新規案件の接続をしばらく保留するという発表がありました。

九州電力は再エネの受け入れ予定量700万KWに対し1260万KWの申し込みがあり、受け付けているが連携承諾していない500万KWについて回答を保留しました。理由は太陽光発電の申し込みが最少需用電力(一年で使用電力の一番少ない昼間の電力)を超えているとしています。

申し込まれたソーラーが全て完成し可動した場合、電気があまる可能性があるということで、つまり「九州のソーラーの受け皿は既に満杯である」との発表でした。(※ちなみに中国電力の受け入れ皿は半分程度に達していると予測しています。)

全国で現時点約80GWの太陽光発電の申請が行われています。そのうちわずか15%程度の10GW程度の太陽光発電施設がこの3年で完工しているのが現状です。まだ日本の総電力のわずか1%にすぎません。政府の目標の20%以上には遠く及びません。なぜこのような事態になったのでしょうか。

まず九州は日当たりがよく土地が広い為、全国の案件の26%もの太陽光発電の申請が行われたことは事実です。これは受け皿が5倍もある関東に匹敵する量の申し込みがされたことになります。

次に、過去に九電から承諾された案件の中に工事の予定の立っていない案件も多く存在し、中には物理的に工事不可能な大型案件も多くあります。それらを精査しなければ次の許可が出せないということです。

しかし、これは九州だけの問題でしょうか?今回の九電の接続保留問題は、私たちにもっと大きなことを考えさせられるきっかけになりました。それは日本が本当の再エネ国になる為には、もっと大きな意味で技術的な対策が必要なことが認識させられたということです。

その答えはやはりドイツにあります。ドイツでも九電と同じように15年前に電力会社が電力の安定供給に支障が出るという理由で、3%以上の再エネは受け入れられないと言われていました。しかしそれが現在は28%もの再エネの安定供給が実現していいます。現在の九州電力の問題をすでに解決した見本がすでにあるのです。 私なりにドイツの行った方法を調べてみました。

その1 広域連携線の強化

関東中部近畿と需要の多い地域と需要の少ない地域の地域間連携線を強化し晴れの地域から雨の地域に電力を届ける仕組み

その2 発送電分離

電力会社から総電線の管理運営を切り離し電力網の多様化を促進する。

その3  再エネ無制限買取の原則

国の電力の中で太陽光発電を代表とする再エネを最も主役となる電力とし、その他の発電はそれに合わせる設備とする

その4  揚水発電

昼間余った電力を利用して、水を高い位置にポンプアップし、夜は放流し発電を行う水力発電の一種。

主にこれら4つがドイツで行った手法です。

その1.その2に関しては皆様もご存じのとおりで日本でも問題視されている部分です。解決できれば太陽光の受け入れだけでなく、災害や電力の効率化に大変大きな効果があります。3はドイツが再エネに対して議会で主電力と決めた事がこの国を大きく動かしました。日本にこれだけの大きな決断がうながせる政治家がおられれば是非応援いたしますが、少々時間がかかるようです。 私は特にその4に注目しています。この揚水発電は蓄電池に比べ原始的ですが最も進めるべき手法だと思います。昼間太陽光発電で作った電気が余った場合はモーターを回し大量の水を高い位置へ運びます。夜や必要なとき、水を落としタービンで発電さすという方法です。 これはドイツで多く使用されています。高い技術を必要とせづ電気を別のエネルギーとして保存できます。10年間行い現在再エネ率驚異の28%を達成させています。それどころかドイツでは2050年には80%の再エネ率を目標にしています。さらに太陽光発電があちこちに付いている風景が広がっているのです。

すでに日本で申請されている80GWを完成さすために工期は10年を要すことが解ってきました。しかし全て完工出来た場合ですら再エネ率は世界に及ばない7%にすぎないのです。

確かに経営者として「地元が九州電力でなくて良かった」 と思わなかったというとウソになります。しかし弊社は太陽光発電用架台のメーカーという立場上全国の太陽光業者の声が聞こえてきました。九電四電に反して関東中部近畿はまだまだ太陽光発電の受け入れに大きな余力があることも解りました。しかしいずれコップはあふれます。いつか一杯ですという鐘がなります。ドイツのように再エネ率20%台を本気で目指すなら仕組みを変える必要があると実感させられました。

最後は宣伝ですが…(^_^;)

私も太陽光発電を1.6MW程度所有しその利回りの良さには驚いています。施工品質を確保すれば他の投資を寄せ付けません。多くの方が殺到するのは本当に理解できます。 しかし太陽光発電の準備段階で 「事前相談依頼」 「空き容量回答」 「接続検討申し込み」 「検討結果負担金見積り」 「接続契約申し込み」 「承諾書サインと負担金支払い」 「契約締結」といったプロセスを行政と電力会社に提出して初めて工事ができます。買い取ってくれる電力会社への書類が図面等たくさんございます。弊社の職員も十数名体制でこの書類業務にあたっていますが、とても複雑で時間もかかります。やはり九州電力でのトラブルになった案件の多くは、業者による申請の不良や承諾前の見切り発車工事が多いそうです。(弊社では見切り発車は怖くてできません。)         中国電力はまだ受け入れは大丈夫と言われていますが、来年の買い取り価格や消費税を予想しても早いに越したことはありませんね。 是非早めにご検討くださいませ。

生意気な意見を書きました  お許しください。