月一回の本店での工務会議には 工事部門の各責任者が一堂に集まり本社とスカイプをしながら、品質や工程の会議を行っています。 (建築施工管理技士 電気施工管理技士 管工事施工管理技士 土木施工管理技士 一級建築士 測量士 インテリアコーディネーター 電気主任技術者 造園施工管理技士など、)
彼らは全員、自社の技術者です。
弊社の形態は全国でも例のない建設会社だと、自負しています。
一般的には建設業界では 建築工事 土木工事 電気工事 機械設備工事という大きな主要4部門があります。だいたいこの4つのどれかに建設会社は属しています。 4部門の中にさらに各数10種類に及ぶ専門技術者が存在し、元請けした会社は受注後、各分野に下請けさせ工事を進めます。
建設業は昔から柱を立てる建築部門が親分でした。しかし時代は変わり、様々な機械設備や電気設備やITが重要な要素となり、又災害などから土地開発や地盤杭などの土木部門の重要性も問われます。従来型の元請けの建築のみの監督では下請けに任せきりで専門外の事については知識がなく、高い工事品質の確保することは難しいと考えられます。又価格面でも、いいものを見極め安く仕入れるという、行動が出来ず、結果施主に不利益が生ずると予想できます。
弊社はそんな業界では異端ですが社内に主要4分野の技術者を抱えました。これにより下請けに全て頼らざるを得ない従来の常識から脱却し、難工事や、やりたい工事に躊躇なくチャレンジできるようになりました。 ソーラーや架台などの商品開発や多彩な建築技術を必要とするフランクロイドライトの住宅建設もこの基盤があったから生まれました。
従来のピラミット型の建設業界の仕組みは、今や専門技術者の人材不足や知識不足で、危機的状況だと思います。又、仕事を取って丸投げの営業のみの会社も多いです。 茂山組は、泥臭いですが、技術者の数と専門範囲をますます充実させ、どんな工事も任せていただけるような、技術者集団を目指します。
ちなみに私も職人の息子で、背広とパソコンより、作業着と金槌の方が得意なんです。工務部のスタッフと話すと何か燃えてきます。